いざ、スキンケアを始めようとしても、
そもそも脂性敏感肌の場合は何を基準にスキンケア商品を選んだらいいんだろう?
とあなたも思ったのではないでしょうか?
- 脂性肌と敏感肌の両方を考える
ということは何となく分かるかもしれませんが、具体的にはよく分からないですよね?
そこで、この記事では「スキンケア商品を選ぶ前に脂性敏感肌がおさえておくポイント」について話していきます。
そのポイントとは、
- 間違ったスキンケアによって肌が敏感になる可能性があること
- メントールやアルコールという成分の刺激について
という2点です。
スキンケア商品を選ぶ基準が分からない方は、まずこの2点を頭に入れて商品を選んでみましょう。
ただし、この2点さえおさえておけばすぐにあなたの肌に合った商品を見つけられるというわけではありません。
こんな考え方もあるのか💡という参考程度に読んでいただけたらと思います。
なぜ、この2点をおさえておく必要があるのか?
その理由はイレギュラーが発生した時にあなたの考えがブレないようにするためです。
このイレギュラーとは、
- 今まで何ともなかったのに肌が急に敏感になる
- 商品特長と実際の使用感で違いが出てくる
ということです。
下記でさらに詳しく説明します。
「今まで何ともなかったのに肌が急に敏感になる」とは?
スキンケアをするなかで、あなたの肌に合っていない商品を使っていると肌が敏感になってくることがあります。
しかし、あなたの肌に合っている商品を使っている時でも肌が敏感になることがあります。
「え、どういうこと?」
と思ったのではないでしょうか?
たとえば夏場であれば自分の汗の刺激によって、冬場であれば急激な肌の乾燥によって肌が敏感になることがあります。
肌が敏感になっている状態のところにいつも通りのスキンケアを行うと、
しみるような刺激があって肌がピリピリするんだけど……。
スーッとした冷感の刺激というよりもムズムズするような刺激があるなぁ……。
というように普段なら何ともなかったスキンケア商品で刺激を感じるようになります。
スキンケアの知識がない状態でこんなことが急に起こればあなたもビックリしますよね?
こうなってしまうと使っている商品はあなたの肌に合っているのに、
違う商品に替えたほうがいいんじゃないのか?
刺激が出てきたからスキンケア自体をやめたほうがいいんじゃない?
と思ってしまい間違った行動に走りやすくなります。
ですがスキンケアの知識がない状態であれば、こうなってしまうのは当然だと思います。
私も初めて肌が敏感になった時はビックリして商品をコロコロ変えたり、訳が分からず自分の肌に合っていない商品を使い続けたりしていました。
こんなことにならないためにも前もって、
- 今まで何ともなくても、肌が急に敏感になることがある
ということを知っておいてイレギュラーが起こっても、あなたの考えがブレないようにしておきましょう。
「商品特長と実際の使用感で違いが出てくる」について
たとえば、商品特長のおすすめ肌にオイリー肌(脂性肌)と書いてある保湿剤を実際に購入して使ってみたら、
- 油分が多くて顔がテカテカになる
- ベタつきが出てきて顔に触れるとベタベタする
こんなことが普通に起こります。
私も今までに様々な商品を試してきましたが商品特長通りだった商品は、ほんのわずかしかありませんでした。
肌タイプには個人差があることなので仕方がないことなのかもしれません。
ただ、いくら個人差があるとはいえ商品特長を信じて購入したのに「実際に使ってみたら使用感が違う」ということが多発すれば、
書いてある情報と違うじゃん!
これではどうやって商品を選べばいいの?
となってしまうと思います。
スキンケアを始めてみたけど途中で挫折してしまった方のなかには、こういった理由で諦めてしまった方もいるのではないでしょうか?
ですが、このようなことが起こるということを前もって知っておけば、
今回使ってみた商品とは縁がなかっただけだ、次の商品に行こう!
と気持ちが切り替えられると思います。
商品の気まぐれに振り回されるのではなく、
- 商品特長と実際の使用感で違いが出てくる
ということが普通に起こることをあなたも想定しておきましょう。
スキンケア商品に含まれているメントールやエタノールの刺激によって何が起こるのか?
メントールとは「清涼剤」のことです。
メントールが入っているスキンケア商品を使うとスーッとした冷感の刺激があります。
商品によっては程良いクール感のものもありますが、肌が敏感になっている時はこの刺激が普段より強くなることがあります。
敏感肌ではなかったとしても、冬場の肌が乾燥しやすい時期は急に肌が敏感になることがあるので、
メントールの清涼感はないほうが良い。
という方は、メントールが入っていない商品を選ぶようにしてください。
続いてはエタノールについてです。
商品特長に「アルコール無配合」などと書かれていることもありますが、成分表示ではエタノールと表示されていることが多いです。
エタノールについては、あなたも理科の実験の時やアルコール消毒を使った時に目にしたことがある成分ではないでしょうか?
アルコール消毒をした時に肌が敏感になっているとピリピリとしみるような刺激を感じると思います。
これと同様にエタノールが入っているスキンケア商品を使うとピリピリとしみるような刺激を感じることがあります。
そして、肌が敏感になっている時にはこの刺激がさらに強くなることがあります。
たかがピリピリとしみるだけでしょ?
と思うかもしれませんが、スキンケアは朝晩の2回行うのが基本です。
そのたびにピリピリとしみるような刺激が伴うわけですから、想像以上のストレスになります💦
- 一時的に敏感肌になっている
- 体質的にメントールやエタノールが合わない
という方は、メントールやエタノールが入っていないスキンケア商品を選ぶことも頭に入れておきましょう。
ただし配合量が1%未満であれば、ほとんど刺激を感じないともいわれています。
では、これをどうやって見分けるのかというと一般社団法人 化粧品成分検定協会は、
植物エキス類、ヒアルロン酸Na類、コラーゲン類、防腐剤、増粘剤、酸化防止剤、キレート剤などの機能性成分や安定化成分の位置。これらは1%以下で十分な効果を発揮するものが多くあります。全成分表示の中でのこれらの位置が配合量1%の境目の目安になります。
一般社団法人 化粧品成分検定協会(2019)『化粧品成分検定公式テキスト〔改訂新版〕』p.15より引用
と述べています。
商品を選ぶ幅を増やしたいという方はメントールやエタノールの配合量が1%未満の商品を選んでみるのも1つの方法です。
【スキンケア商品を選ぶ前に】脂性敏感肌がおさえておくポイント2点のまとめ
スキンケア商品を選ぶ基準が分からないあなたが、前もっておさえておくポイント2点について説明してきました。
私もそうでしたが、なぜかスキンケアを始める時ってよく調べもせずにいきなり商品を使い始めてしまうんですよね。
確かに商品を実際に使ってみないことには始まらないのですが、スキンケアについてほとんど知識がない状態で安易に商品を使うというのは宝探しに地図を持たずに行くようなもの。
途中で道に迷ってしまい、いつまでたってもあなたの肌に合う商品を見つけられないなんてことに💦
ですが必要な知識を前もっておさえておけば、それを基準に使う商品を絞っていくことができます。
それにあなたの肌に必要のない商品を使うことで起こる肌トラブルのリスクも少なくなります。
繰り返しになりますが、
- 間違ったスキンケアによって誰でも敏感肌になる可能性があること
- メントールやエタノールという成分の刺激について
という2点を頭に入れてスキンケア商品を選ぶようにしましょう。
これからスキンケアを始める方や、すでにスキンケアに取り組んでいるけど肌状態がなかなか上向かない方の参考に少しでもなれば幸いです!
これからスキンケアを始める方はこちらの記事もどうぞ!