【これからスキンケアを始める方に】いきなりスキンケア商品を選ぶ前におさえておくポイント3点

いざ、スキンケアを始めようと思っても、

そもそも何を基準にスキンケア商品を選んだらいいのか分からないんだけど・・・。

という方が多いのではないでしょうか?

何の知識も無い状態でスキンケアを始めてしまうと、

  • 自分のスキンケアのやり方が間違っていても気付けない

ということが起こります。

なぜなら多くの人が、

価格が違うだけでどのスキンケア商品も大体同じでしょ?

と考えているから。

私もスキンケアを始める前は同じように考えていました。

ですが、現実はそんなに甘くはありませんでした。

例えば商品のなかには、

  • メントール(清涼剤)やエタノール(アルコール)という成分の刺激が強いもの
  • スクラブが入っていて洗浄力が強いもの

といった商品があります。

それを知らずにいきなり商品を使い始めると、メントール(清涼剤)やエタノール(アルコール)の刺激が強いものを使った場合に刺激の強さにビックリします😅

そして、自分の肌に合っていない商品を使い続けることで肌が敏感になったり、ニキビが増えたりと肌トラブルを繰り返すことになります。

せっかくスキンケアをしているのに、こんなことで肌が荒れるなんて嫌ですよね?

こうならないようにスキンケア商品を選ぶ前にいくつかポイントをおさえておきましょう。

私がおさえておいたほうが良いと思うポイントは、

  1. 自分はどの肌タイプで、その肌タイプにはどんなケアが必要なのか
  2. 間違ったスキンケアによって誰でも敏感肌になる可能性があること
  3. メントールやアルコールという成分の刺激について

の3点です。

スキンケア商品を選ぶ基準が分からない方は、この3点を頭に入れて商品を選んでみましょう。

とはいえ、あくまでも私の見解です。

この3点さえおさえておけばすぐに自分の肌に合った商品を見つけられるというわけではありません。

こんな考え方もあるのか💡という参考程度に読んでいただけたらと思います。

なぜ、この3点をおさえておく必要があるのか?

その理由はイレギュラーが発生した時に自分の考えがブレないようにするためです。

このイレギュラーとは、

  • 今まで何ともなかったのに肌が急に敏感になる
  • 商品情報と実際の使用感で違いが出てくる

という2点のことです。

下記でさらに詳しく説明します。

「今まで何ともなかったのに肌が急に敏感になる」とは?

スキンケアをするなかで、自分の肌に合っていない商品を使っていると肌が敏感になってくることがあります。

しかし、自分の肌に合っている商品を使っている時でも肌が敏感になることがあります。

例えば夏場であれば自分の汗の刺激によって、冬場であれば急激な肌の乾燥によって肌が敏感になることがあります。

肌が敏感になっている状態のところにいつも通りのスキンケアを行うと、

しみるような刺激があって肌がピリピリするんだけど・・・。

スーッとした冷感の刺激というよりもムズムズするような刺激があるなぁ・・・。

というように普段なら何ともなかったスキンケア商品で刺激を感じるようになります。

スキンケアの知識が無い状態でこんなことが急に起こればビックリしますよね?

スキンケアをちゃんと行っているのにこんなことが起こるわけですから💦

こうなってしまうと使っている商品は自分の肌に合っているのに、

違う商品に替えたほうがいいんじゃないのか?

刺激が出てきたからスキンケア自体をやめたほうがいいんじゃない?

と思ってしまい間違った行動に走りやすくなります。

ですがスキンケアの知識が無い状態であれば、こうなってしまうのは当然だと思います。

私も初めて肌が敏感になった時はビックリして商品をコロコロ変えたり、訳が分からず自分の肌に合っていない商品を使い続けたりしていました。

こんなことにならないためにも前もって、

  • 肌タイプを問わず肌が急に敏感になることがある

ということを知っておいてイレギュラーが起こっても考えがブレないようにしておきましょう。

「商品情報と実際の使用感で違いが出てくる」について

商品情報のオススメ肌にオイリー肌(脂性肌)と書いてある保湿剤を実際に購入して使ってみたら、

  • 油分が多くて顔がテカテカになる
  • ベタつきが出てきて顔に触れるとベタベタする

こんなことが普通に起こります。

私も今までに様々な商品を試してきましたが、商品情報通りだった商品はほんのわずかしかありませんでした。

肌タイプには個人差があることなので仕方がないことなのかもしれません。

ただ、いくら個人差があるとはいえ商品情報を信じて購入したのに「実際に使ってみたら使用感が違う」ということが多発すれば、

書いてある情報と違うじゃん!

これではどうやって商品を選べばいいの?

となってしまうと思います。

スキンケアを始めてみたけど途中で挫折してしまった方のなかには、こういった理由で諦めてしまった方もいるのではないでしょうか?

ですが、このようなことが起こるということを前もって知っておけば、

今回使ってみた商品とは縁が無かっただけだ、次の商品に行こう!

と気持ちが切り替えられると思います。

商品の気まぐれに振り回されるのではなく、

  • 商品情報と実際の使用感で違いが出てくる

ということが普通に起こることを想定しておきましょう。

あなたはどの肌タイプでその肌タイプにはどんなケアが必要なのか?

私が書いている商品レビュー記事のなかには「肌質ごとの使用感」という項目を設けていて、

  • 乾燥肌
  • 脂性肌
  • 敏感肌

という肌タイプが登場します。

ですがその他にも、

  • 普通肌
  • オイリードライ肌 

  • 混合肌

という肌タイプもあるといわれています。

肌タイプだけでもいろいろな種類がありますね🤔

スキンケア初心者の方は、

肌タイプだけでも様々なタイプがあるのか・・・。どうやって判断するんだろう?

と思ったのではないでしょうか?

「自分はどの肌タイプなのか」を理解しておくことは非常に重要ですから、次項の「肌タイプの診断方法」を使って自分の肌タイプがどれか判断してみてください。

肌タイプの診断方法

肌タイプの診断方法 

朝目覚めたら、洗顔をする前にUゾーンの肌に触れてみましょう。次のどれにあてはまりますか?

A オイリー肌・・・ベタっと全体に皮脂が浮いて乾いた感じはまったくない

B オイリードライ肌・・・ベタつくところが多いけれどところどころカサつく

C ノーマル肌・・・ベタつきもカサつきもほとんどない

D ドライ、つまり乾燥肌・・・全体にカサカサしてつっぱる

(谷編 2019 : p.208)

上記の肌タイプに該当しない方は下記の肌タイプかも?

敏感肌

敏感肌とは、急激な乾燥によって外からの刺激を受けやすくなった肌状態のことを言います。

さらに谷は、

「自分は生まれつき敏感肌だから・・・」と思っている人も多いようですが、じつは敏感肌には2タイプあります。間違ったスキンケアによってみずから敏感肌を招いているタイプと、生まれつきの肌質によるタイプです。そして、前者に該当する人が思いのほか多いのです。(谷編 2019: p.212)

と述べています。

私が行ってきた間違ったスキンケアとしては、

  • オイリー肌(脂性肌)に油分の多い乳液やクリームをつけていた
  • 肌が敏感になっているのにスクラブが入った洗顔料や洗浄力が強すぎる洗顔料を使い続けた

などがあります。

これによりニキビが増えたり、肌の敏感な状態がさらにひどくなったりしました。

さらに私は自分の汗が刺激となってピリピリとしみるような刺激を感じたり、痒みが出てきたりすることもあったので「もともとの肌がデリケートな状態」というのにも当てはまっています。

もともとの肌がデリケートな状態の方は私のように、「外からの刺激に過剰に反応しやすい」という経験をこれまでに幾多もしてきていると思うので、敏感肌の見極めはしやすいと思います。

ただ、間違ったスキンケアの場合はスキンケアの知識に自分で触れないと気付く機会がありません。

スキンケア初心者の方やすでにスキンケアに取り組んでいる方も、この機会に上記の敏感肌の特徴に当てはまっていないか確認してみてください。

混合肌

混合肌について私は、乾燥肌+敏感肌のように複数の肌タイプが混在している肌タイプのことだと思っていました。

しかし谷は、

TゾーンとUゾーンの肌質が違うことを「混合肌」と呼ぶようですが、じつは混合肌という肌タイプはありません。一般的にTゾーンはベタつき、Uゾーンはカサつく傾向にあります。「全体がオイリー肌」など一部の人をのぞけば、じつはほとんどの人が混合肌なのです。(谷編 2019: p.209)

と述べています。

特徴はオイリードライ肌とよく似ていると思います。

日頃からおでこと鼻はベタベタして、あごと頬は乾燥する方は混合肌の可能性が高いと思います。

肌タイプ別のケア方法

オイリー肌(脂性肌)の場合

オイリー肌(脂性肌)の方は、皮脂の分泌量が多いのでテカリやベタつきのケアを重要視しがちですがしっかりとした保湿も重要です。

私の見解としては、

  • 定期的にピーリング(角質ケア)を行う*2023年2月5日追加
  • 洗顔料は皮脂汚れをしっかりと落とせるものを使う(ニキビができやすい方は薬用洗顔料でも可)
  • 保湿剤は油分の少ない美容液をつける(化粧水だけはダメ)
  • 顔のテカリやベタつきが目立つようになってきたらあぶら取り紙を使って皮脂を抑える
  • あぶら取り紙だけではすぐにテカってくるという方は、テカリ防止ジェルテカリ防止クリームを使って皮脂を抑えることも検討してみる
  • 日焼け止めを毎日欠かさずつける(日常使いはSPF30ぐらいのもの、炎天下ではSPF50のもの)
  • 美白化粧品も毎日使ってシミ対策を欠かさない

というこの7点が基本だと思います。

以下は商品の一例です↓(あくまでも一例なので使用感などが自分の肌に合ってるものを見つけて使ってください)

オイリードライ肌の場合

谷によると、

皮脂ばかり多くて水分が少ないオイリードライの場合、余計に目立ってテカテカします。そこで大切なのは、肌の水分を増やす保湿ケア。水分量が増えれば、皮脂だけが浮いて目立つのを緩和できます。(谷編 2019 : p.209)

と述べています。

そのためオイリードライ肌には、

  • 定期的にピーリング(角質ケア)を行う(2、3日に1回ぐらい)*2023年2月5日追加
  • 洗顔料は皮脂汚れをしっかりと落とせるものを使う
  • 保湿剤は油分の少ない美容液をつける(化粧水だけはダメ)
  • 日焼け止めを毎日欠かさずつける(日常使いはSPF30ぐらいのもの、炎天下ではSPF50のもの)
  • 美白化粧品も毎日使ってシミ対策を欠かさない
  • 美容液で保湿をしても皮脂でテカテカする部分はテカリ防止ジェルテカリ防止クリームを使う

この6点が基本かなと思います。

皮脂によるテカリやベタつきを考えて水分を与えないといけないので、オイリー肌のケア方法に近いと思います。

商品の一例↓

ノーマル肌(普通肌)の場合

ノーマル肌(普通肌)の方は、ピーリング・洗顔・保湿・紫外線対策を欠かさず行っていれば肌トラブルに悩まされるということは少ないと思います。

そのため、

  • 定期的にピーリング(角質ケア)を行う(2、3日に1回ぐらい)*2023年2月5日追加
  • 洗顔料は皮脂汚れをしっかりと落とせるものを使う
  • 保湿剤は今の肌状態を維持できるように美容液をつける
  • 日焼け止めを毎日欠かさずつける(日常使いはSPF30ぐらいのもの、炎天下ではSPF50のもの)
  • 美白化粧品も毎日使ってシミ対策を欠かさない

この5点が基本かなと思います。

普通肌は肌の水分と油分のバランスが非常に良いのでこの5点を続けることで、今の肌状態を維持してください。

あとはメントール(清涼剤)とエタノール(アルコール)の有無や使用感で商品を選んでみてください。

商品の一例↓

乾燥肌の場合

乾燥肌には乳液やクリームをつけたくなりますが、油分が必要の無い部分にまで油分を追加してしまうとニキビができやすくなってしまいます。

そのため、

  • 定期的にピーリング(角質ケア)を行う(2、3日に1回ぐらい)*2023年2月5日追加
  • 洗顔料は皮脂汚れをしっかりと落とせるものを使う(洗浄力が強すぎるものは控える)
  • 保湿剤はセラミドやヒアルロン酸が豊富に入った美容液をつける(化粧水だけはダメ)
  • 日焼け止めを毎日欠かさずつける(日常使いはSPF30ぐらいのもの、炎天下ではSPF50のもの)
  • 美白化粧品も毎日使ってシミ対策を欠かさない

の5点が基本かなと思います。

ただ、あまりにも乾燥がひどくて美容液だけでは油分が足りないという方は、おでこや鼻以外の部分であれば乳液やクリームを追加でつけてもらっても構いません。

商品の一例↓

敏感肌の場合

間違ったスキンケアによって肌が敏感になっている場合は、間違ったスキンケアを行っていることに早く気付いてやめるしかありません。

そして、間違ったスキンケアにならないために敏感肌には何が必要なのかを理解しておきましょう。

敏感肌のケアとしては、

  • 敏感肌用と書かれている洗顔料か、メントール(清涼剤)やエタノール(アルコール)が入っていない洗顔料を使う(洗浄力が強すぎるものは控える)
  • 敏感肌用の美容液か、メントール(清涼剤)やエタノール(アルコール)が入っていない美容液をつける(化粧水だけはダメ)
  • 敏感肌でも使える日焼け止めをつける(敏感肌につけられるものがなければパウダーファンデーションをつけるのも1つの方法)

の3点が基本かなと思います。

肌が敏感になっている時に日焼け止めをつけるのは抵抗があるかもしれません。

ですが、肌が敏感になっていることなどお構いなしに紫外線は降り注いでいます。

シミの原因になるだけでなく、日焼けをすると肌が乾燥しやすくなるので肌が余計に敏感になることがあります。

使うスキンケア商品をシンプルにすることだけでなく、紫外線対策も忘れずに行うようにしてください。

最近は男性でもメイクをする方が増えているので、メイクをすることに抵抗が無い方はパウダーファンデーションを使って紫外線対策をすることも考えてみてください。

商品の一例↓

混合肌の場合

混合肌は、おでこ・鼻とあご・頬の特徴が違うのでどちらか一方に合わせるのがポイントになります。

それについて谷は、

混合肌の場合お手入れで迷ったらUゾーンに合わせましょう。(谷編 2019 : p.209)

と述べています。

私はおでこ・鼻の部分に合わせてスキンケアを行っていましたが、私のやり方ではあご・頬の部分を置き去りにしたスキンケアになってしまっていました。

乾燥しやすい部分のケアは保湿以外にありませんから、あご・頬の部分を優先するケア方法になります。

乾燥のケアをメインに行うわけですから、

  • 定期的にピーリング(角質ケア)を行う(2、3日に1回ぐらい)*2023年2月5日追加
  • 洗顔料は皮脂汚れをしっかりと落とせるものを使う(洗浄力が強すぎるものは控える)
  • 保湿剤はセラミドやヒアルロン酸が豊富に入った美容液をつける(化粧水だけはダメ)
  • テカリ・ベタつきが気になる場合はテカリ防止ジェルやテカリ防止クリームをつけて抑える
  • 日焼け止めを毎日欠かさずつける(日常使いはSPF30ぐらいのもの、炎天下ではSPF50のもの)
  • 美白化粧品も毎日使ってシミ対策を欠かさない

という上記の6点が基本かなと思います。

ちなみに谷は、

Tゾーンは皮膚が丈夫なので、どうしてもテカリが気になるなら、洗顔後何もつけずに放っておいても大丈夫。(谷編 2019 : p.209)

とも述べています。

おでこも鼻も乾燥しやすいという方なら話は別ですが、基本的にはあご・頬のケアを優先するようにしてください。

商品の一例↓

「肌タイプ別のケア方法」で登場したスキンケア商品について詳しく解説↓

ピーリング剤

ピーリングとはピーリング剤を用いて過剰な皮脂や古い角質を落とすケアのことです。

毎日ちゃんと洗顔をしていても、洗顔だけでは皮脂や古い角質を落としきれないことがあります。

この皮脂や古い角質が肌に残ってしまうと、毛穴が詰まりやすくなったり肌がザラザラとしてきて保湿剤のなじみが悪くなったりします。

これを防ぐために行うのがピーリングです。

定期的に(1~3日に1回)行うようにしましょう。

ピーリング剤によっては洗顔前に使う商品もあれば、洗顔後に使う商品もあります。

使用方法をよく読んでから使うようにしてください。

ピーリング剤の刺激が気になる方は、肌にやさしいジェルタイプかミルクタイプの洗い流すピーリング剤がおすすめです。

ただし、明らかに肌の状態が悪いと感じる時はピーリング剤の刺激が強くなる可能性があるので、無理には行わず肌の状態が落ち着いてから再開しましょう。

ピーリング剤のなかに自分の肌に合うものが見つからない方は、美容皮膚科やエステサロンでピーリングを受けるのも1つの方法です。

「敏感肌」ということを事前に伝えておけば、敏感肌に合わせたピーリングを行ってくれるので興味がある方は美容皮膚科やエステサロンを利用してみてください。

洗顔料

洗顔料は、肌の汚れ(皮脂汚れや洗顔料で落とせるメイクアップ料)を落とすために使うものです。

洗顔料を泡立てるのが面倒でぬるま湯や水だけで洗顔をする方がいますが、それではホコリなどの肌表面の汚れは落とせても皮脂汚れやメイクアップ料の汚れを落とすことはできません。

この皮脂汚れやメイクアップ料が肌に残ると毛穴が詰まりやすくなります。

それに時間が経つと酸化してしまうのでムズムズするような刺激が出てくることもあれば、雑菌が繁殖してニキビができたり肌荒れが起こったりすることもあります。

そのため、洗顔をする時は洗顔料を使うようにしましょう。

また、洗顔料で落とせないメイクアップ料を使う場合は洗顔だけでなくクレンジングも必要になってくるので両方行うようにしてください。

化粧水

化粧水は肌をサッパリとさせるために使うものです。

保湿をする時は化粧水しかつけていない。

という方がいますが、化粧水に保湿効果はほとんど無いと言われています。

化粧水はほとんどが水分なので肌につけても時間が経つと蒸発して、再び肌が乾燥してきます。

化粧水で保湿をしているのに肌が乾燥してきて、いつまでたってもうるおわないんだけど・・・。

となってしまうのはこういうわけなんです。

そのため、美容液でしっかりと保湿ができていれば化粧水を使う必要はありません。

ですが、

今までずっと化粧水を使ってきたからこれからも使いたい。

という方もいると思いますので、その方はせめて「自分の肌に必要な成分が入っている化粧水」を選んで使うようにしてください。

例えば、ビタミンC誘導体という成分には毛穴の引き締めや過剰な皮脂を抑制する効果があります。

その他にもシミ対策をしたい方には美白(メラニンの生成を抑えてシミ・ソバカスを防ぐ)成分が入っている化粧水もあります。

化粧水1つにしても含まれている成分は様々なので使うのであれば、あなたの肌に必要な効果にこだわって化粧水を選んでみてください。

美容液

美容液は、保湿成分や美白成分などの肌に良い成分が多く含まれている保湿剤です。

保湿と紫外線対策は毎日欠かせないので、保湿成分と美白成分が多く含まれている保湿剤ということは美容液がスキンケアの保湿のメインとなります。

そのため、今まで化粧水しかつけていなかったという方は化粧水の後に美容液もつけて抜かりのない保湿をしていきましょう。

ただし、「保湿成分も美白成分も両方入っていて使用感も良い」という美容液は非常に少ないので保湿用に1本、美白用に1本と別々に用意したほうが良いと言われています。

保湿力がある美容液であればセラミドやヒアルロン酸が入っている美容液を、美白効果のある美容液であればビタミンC誘導体などが入っている美容液を選んでみてください。

しかし、今までこのサイトでも美容液をいくつか紹介してきましたがメンズ用の美容液はなかなかドラッグストアで売られていません。(私の住んでいる地域では売られていても1商品あるか無いか)

ドラッグストアよりも通販サイトのほうが種類はありますが、美容液は他のスキンケア商品と比べて価格が高いものが多く、商品によっては1万円以上するので購入するには結構ハードルが高いと思います。

最初は自分でも購入できる価格帯の美容液から試してみるのが良いと思います。

時間は掛かるかもしれませんが、あなたの肌に合う美容液をぜひ見つけてみてください。

ジェル(オールインワンジェルではありません)

ジェルは保湿剤のベタつきが苦手な方(脂性肌・混合肌向け)の保湿剤です。

サッパリとした軽い使用感のものが多いので、汗でベタつきやすい夏場でも使いやすいと思います。

美容液が保湿のメインだとお話ししましたが、保湿成分が多く入っている美容液はベタつきが気になるものが結構あります。

ベタつきの少ない美容液を選んだけど、これだけでは少し保湿力が足りない。

と感じる方は美容液の後にこのジェルをつけて保湿をしてみてください。

ただ、ジェルのなかには保湿力を優先するあまりベタベタするジェルもあるので、あなたにとって使い心地が良いものを選んでみてください。

乳液・クリーム・オイル

乳液・クリーム・オイルは油分を補給するために使うものです。

そのため、美容液やジェルで保湿が十分にできていれば使う必要は無いと言われています。

それに20代、30代の時は皮脂(油分)の分泌が盛んなので無理に乳液・クリーム・オイルをつけると肌タイプによっては毛穴が詰まりやすくなります。

ニキビの原因にもなるので、つけるのであればどうしても油分が足りない場合や皮脂の分泌量が減ってくる40代以降に使うようにしましょう。

商品によってはベタつきが少ない乳液やクリームもありますが油分を補給するわけですから、こってりとしたものを選ぶようにしてください。

なおメーカーによっては3stepスキンケアのなかに、

「洗顔料→化粧水→乳液」

のようにすでに乳液が組み込まれているものがあります。

その場合は乳液を保湿のメインとして置いているので、つけてもらって構いません。

日焼け止め

日焼け止めは、紫外線によるダメージ(シミ・しわ・たるみ)から肌を守るために使うものです。

夏だけしか日焼け止めをつけない。

という方がよくいますが、紫外線は量が多少少なくなるとはいえ雨の日でも曇りの日でも容赦なく降り注いでいます。

油断をしているとシミ・しわ・たるみができるだけではなく肌の衰えによって、

  • 年齢よりも老けて見られる

という現実を突きつけられます。

私の周りにも紫外線対策をしていない方はいますが、実年齢よりも明らかに老けて見えます。

私もスキンケアを始めたばかりの時は紫外線を甘く見ていたので、毎日紫外線対策をすることはできていませんでした。

そのため、紫外線対策をしっかりと行ってきた同年代の方の肌と比べると私の肌も老けているのかもしれません。

こんなことにならないように、「これからスキンケアを始める方」や「すでにスキンケアを始めているけど紫外線対策をしていない方」は紫外線対策を欠かさずやりましょう。

テカリ防止ジェル・テカリ防止クリーム

テカリ防止ジェルテカリ防止クリームは、過剰な皮脂によるテカリとベタつきを抑えるものです。

脂性肌や混合肌は皮脂の分泌量が多いので、しっかりと保湿をしていても皮脂が溢れてきてTゾーン(おでこ・小鼻)にテカリとベタつきが出てきます。

皮脂は常に分泌されているのでテカリとベタつきを放置しておくと、テカリとベタつきの範囲がドンドン広がっていきます。

気付いた時には、

顔全体が皮脂でテカテカ、ベタベタ。

なんてことに。

自分の顔とはいえ、自分で自分の顔に触れた時にテカリとベタつきが手に付着したら気分は良くないですよね?

それに程良いツヤぐらいならいいですが、顔がテカテカしていては周りから見ても良い肌印象にはなりません。

「油分の少ない保湿剤をつけて保湿をしてもテカリとベタつきが出てくる」

という方はテカリ防止ジェルテカリ防止クリームを使ってみてください。

ただし、商品によってはメントール(清涼剤)が多く入っているものがあります。

肌が敏感な時やヒゲそり後につけると、メントール(清涼剤)によるスーッとした冷感の刺激が強く出ることがあります。

敏感肌の方やカミソリ負けを起こしやすい方はメントール(清涼剤)が入っていない商品を選ぶようにしてください。

あぶら取り紙

あぶら取り紙とは、名前の通り顔の余分なアブラを拭き取るものです。

「あぶら取り紙は皮脂を取りすぎるから使わないほうが良い。」

と思っている方がいるかもしれませんが実際に使ってみると、肌が乾燥するほど皮脂は取れません。

それに谷によると、

皮脂の取りすぎを気にする人もいますが、あぶら取り紙では「取りすぎ」になるほど取れません。(谷編 2019 : p.209)

と言われています。

特に脂性肌の場合は、他の肌タイプと比べて皮脂の分泌量が多いので容赦なく出てきます。

これをこまめに拭き取らないことには肌のテカリやベタつきが気になるだけでなく、毛穴が詰まる可能性が高くなるので躊躇なくあぶら取り紙で拭き取りましょう。

スキンケア商品に含まれているメントール(清涼剤)やエタノール(アルコール)の刺激によって何が起こるのか?

メントールとは清涼剤のことです。

メントール(清涼剤)が入っているスキンケア商品を使うとスーッとした冷感の刺激があります。

このメントール(清涼剤)の刺激が肌を引き締めてくれるので、皮脂の分泌量を抑えられるだけでなく引き締まった肌印象を与えることもできます。

ですが、肌が敏感になっている時はこの刺激が普段より強くなることがあります。

肌タイプが敏感肌ではなかったとしても、冬場の肌が乾燥しやすい時期は急に肌が敏感になることがあるので、

メントールの刺激が無いほうが良い。

という方は、メントール(清涼剤)が入っていない商品を選ぶようにしてください。

続いてはエタノール(アルコール)についてです。

エタノール(アルコール)についてはスキンケア初心者の方でも理科の実験の時やアルコール消毒を使った時に目にしたことがある成分ではないでしょうか?

アルコール消毒をした時に肌が敏感になっているとピリピリとしみるような刺激を感じると思います。

これと同様にエタノール(アルコール)が入っているスキンケア商品を使うとピリピリとしみるような刺激を感じることがあります。

肌が敏感になっている時にはこの刺激がさらに強くなることがあります。

たかがピリピリとしみるだけでしょ?

と思うかもしれませんが、スキンケアは朝晩の2回行うのが基本です。

そのたびにピリピリとしみるような刺激が伴うわけです。

想像以上のストレスになります💦

  • 一時的に敏感肌になっている
  • 体質的にメントール(清涼剤)やエタノール(アルコール)が合わない

という方は、メントール(清涼剤)やエタノール(アルコール)が入っていないスキンケア商品を選ぶことも頭に入れておきましょう。

【これからスキンケアを始める方に】スキンケア商品を選ぶ前におさえておくポイント3点のまとめ

スキンケア商品を選ぶ基準が分からない方が、前もっておさえておくポイント3点について説明してきました。

私もそうでしたが、なぜかスキンケアを始める時ってよく調べもせずにいきなり商品を買購入して使い始めてしまうんですよね。

確かに商品を実際に使ってみないことには始まらないのですが、スキンケアについてほとんど知識が無い状態で安易に商品を使うというのは宝探しに地図を持たずに行くようなもの。

途中で道に迷ってしまい、いつまでたっても自分の肌に合う商品を見つけられないなんてことに💦

ですが必要な知識を前もっておさえておけば、それを基準に使う商品を絞っていくことができます。

それに自分の肌に必要の無い商品を使うことで起こる肌トラブルのリスクも少なくなります。

繰り返しになりますが、

  1. 自分はどの肌タイプで、その肌タイプにはどんなケアが必要なのか
  2. 間違ったスキンケアによって誰でも敏感肌になる可能性があること
  3. メントール(清涼剤)やエタノール(アルコール)という成分の刺激について

という3点を頭に入れてスキンケア商品を選ぶようにしましょう。

これからスキンケアを始める方や、すでにスキンケアに取り組んでいるが肌状態がなかなか上向かない方の参考に少しでもなれば幸いです!

引用文献

谷 綾子(2019)「素肌美人になれる 正しいスキンケア事典」pp.208,209,212

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